GIpro(ジーアイプロ)
私は高速道走行時クラッチを握り確認してしまうことがあります。今5速?・・・そんなことってないですか?俗に言う「幻の6速」ってやつです。そこで最近良く耳にする、目で確認できるギアポジションインジケーターをを購入してみました。ブツはネット注文後二日後に箱ではなく袋で届きました。
ヤフオクではセットで出品される
GIproはハンガリー製(HEAL TECH ELECTRONICS社)で日本では
SUGAR SPEED SUPPLYが取り扱っています。HP適合表によるとゼファーはラインナップされてなく、直接問い合わせてみたら機械式速度計バイク用ユニバーサル汎用 が適合すると言うことでした。
ZEPHYR 1100 適合品
機械式スピードメーター車
GIpro-X WSS
本体(インジケーター)
超小型=縦横高さ=3x2x1,4cm
キット内容は本体・
ハーネス・速度センサー・取説。
その内の本体がこれです。
想像以上のコンパクトかつ超軽量。
ハーネス
唯一車両の配線に割り込ませるコード3本。
それ以外はただ取り付けるだけ。
ハーネス
黒緑・赤・黒の3本だけ車両の配線に結線するだけ。
黒緑はエンジン回転信号を受信。
赤(+)/黒(-)
詳しくは後ほど
スピードセンサー
センサーはブレーキディスク等のボルトの動き(回転)を読み取る。コード長は図っていませんが、車両1台十分にカバーできる長さ。よほどのロンスイでない限り。
スピードセンサー拡大
ステーと緩み止めワッシャー・ボルト。
ちょっとステーが短いような・・・
センサーの取り付け
ざーっと取説読み、取りあえずセンサーからやっつけることにしましたが、これがまた悩みに悩みました。目立たずシンプルに取り付けを目指そうとしたのですが、付属品のステーではここにしか取り付けらない感じ。フロントから取れなくもないがフロントフォークに配線はわすの格好悪くないですか?特に私のゼファーはバフってあるし。んなことでリアにしたがぁ・・・
ステーが短い
やはりスプロケボルトまでセンサー先端が届きません。
ここに取り付けようとした理由として、配線の取回しが良さそうだし、もしものことを考え、ホイールやチェーンに配線が絡まない様にと思い。
足りない分は?
メジャーで長さを測る2センチ足りない。
即ホームセンターにひとっ走り。
ジャストステーゲット
よさげなステンレス板と配線留めを入手。
ステー加工
片方の穴をルーターで削りセンサーがねじ込めるぐらいの12mmに拡大。
ボルトも追加購入
ステーの厚みがでる分、ボルトも3ミリ長めを購入。
10mm→13mm
因みにこれホンダ用です。
頭がオサレだったからつい^^
センサー&配線はこんな感じ
ホームセンターで買ってきたステーはジャストフィットでした。配線はチェーンカバーの上をはわしたから、チェーンやスプロケに絡むことはなかろう。心配過ぎる?かもしれないが念には念を。
隙間は1mm
説明書通りにセンサー中心とボルト頭の隙間は1mm。その内振動等で干渉し吹っ飛んでしまわないか怖いぐらいにスレスレでセッティングするんです。
ハーネス結線 (赤・黒 編)
3本(黒緑・赤・黒)のみ車両のどこかの配線に割り込ませるわけだが、通常何もいじってないヘッドライト内であれば
茶色いコードに赤コード(プラス)を結線すれば良い。しかし私のゼファーの場合、ヘッドライト内は飽和状態なので昔取り付けた三連スイッチに赤・黒コードを結線。でなければ、
黒(マイナス)は適当にフレーム等にアースして下さい。
ハーネス結線 (緑黒)
黒緑コードはエンジン回転信号を受信。
取説だと3パターンの接続が記載されてます。
(A)クランクシャフトセンサーの信号線
要はピックアップコイルに結線するってこと。
(B)タコシグナル配線
レブカウンター配線に結線。(タコメーター内の黒線)
(C)イグニッションコイル配線
コイルの入力ターミナルとイグニッションコントロールユニットの間の配線に結線。
私は(C)を選択。画像参照
配線図
黒緑コードをどこにどう結線するかというと、配線図(赤丸)の4箇所だったらどこでもいいです。因みにA1だとBK(ブラック線)かG(グリーン線)。A3だとBK/WかG/Wです。
あ!私がイグニッションコイルを選んだ理由は、センサーを設置したリアからインジケーターを設置するハンドルまで配線をタンク下に這わせるため、タンクを外したついでに。
結線方法
イグニッションコイルのソケットは簡単に引っこ抜けます。オスがむき出しになるので都合よく先端に穴開いてます。緑黒コードの先端を3センチほど皮をむきガッチリ縛りつける。
結線方法
そして元の鞘に戻すってところかな。
勿論皮をむいた銅線が露出しないように。
これで取り付け完了です。
次にきちんと取り付けできたか動作確認に移ります。
動作確認
インジケーターはメーター間に両面テープで貼り付け。
配線が燃料計にかぶり見辛いが仕方ない。
3つの動作テストはインジケーターで目視できます。
1.電源線(赤・黒)接続のテスト
イグニッションをONでディスプレイに「6から1に点滅し「L」がゆっくり点滅すれば正常接続。
2.センサーテスト
イグニッションONし、センサーを取り付けた車輪を軽く回転させるとデジタル表示がくるくる回転すると。
3.レブカウンター配線(黒緑線)テスト
エンジンスターで「L」が早い点滅で数秒間続く。
1・3は問題なかったのですが2が駄目でした。つまり速度センサーがうまく作動しません。取説通り取り付けしているのに何で?でぇですね・・・
ステンレスナット
センサーの位置や角度を色々微調整してみたり、ひょっとしてボルトの形状に問題があるのではないかと、ステンレスナットも追加してみたりもしましたが、一向に反応してくれません。そんなこんな一ヶ月ぐらい考え、悩み、、半ば諦めていたある日・・・
■ プロテックの場合
別メーカー(プロテック)のインジケーターを取り付けてるブロ友さんに尋ねたところ、「センサーの反応が悪かったから磁石の位置変えたら動くようになりましたよぉ~」なるほどね・・・え?磁石って何よ?
「画像を見せてください。」って送ってもらいました。
へっへー
攻略法見つけちゃったもんね v( ̄Д ̄)v
磁石
もともとプロテックにはセンサーの感度をよくする為、小さな磁石が付属してるらしいががGIproにはそんな小道具は付属してません。ならばと100キンのカットして使う磁石を試しに貼り付け車輪を軽く回転させると驚くほどセンサーが反応するし。(゚д゚)!
磁気絆
それじゃと6・7ミリ程度に丸くカットを試みたがされど磁石。厚みあるし中々きれいに丸くカット出来ない。私は考えました。そしてひらめき「
磁気絆!!」(980円)をドラッグストアで購入。磁石でセンサーが好反応するのであれば、強い磁力だとセンサーとの隙間をもっと広げられるのではないか?
あのぉ・・・バイクとは畑違いかもしれませんが、割と真面目に考えたんです。
ピップエレキバンとの違い
まずは知名度のあるピップエレキバンを試しに両面テープでボルトに仮止め。肩コリで前使ってたやつ捨てないで再利用しようと持っていましたが却下です。何故なら貼り付ける面となる所が丸っこくなってて、接着力が弱いと予想される。なので平らになっている磁気絆をチョイス。写真左が磁気絆で右がピップエレキバン。共に5ミリですが磁気絆は200ミリテスラと強力です。
貼り付けてみた
瞬間接着剤で貼り付けましたが、スプロケボルトの尻に貼り付けるのには程よいサイズ。そして
2.センサーテストをするとどうでしょ?凄く反応します。
引いた画です
遠めだと全く違和感ありません。多分^^V
試しにセンサーとボルトの隙間を1センチにして見ましたが問題なくセンサーが反応するって凄くないですか。
念のために4ミリ程度の隙間にしてセットアップ完了。
近所(高速道含)を試運転してきましたが、たま~に誤作動?1速でゆっくり走行し、クラッチ握ると1速表示のままだったするが、それ以外は結構いい感じです。
これで幻の6速に入れることとはオサラバ間違いなし!
総集編
一連の動作テストやセットアップ、実走行例を動画にてまとめて見ました。参考まで