【YAMAHA NMAX125】 Vベルトの取付けがまずかったようで、プーリーボスが焼き付きました。【駆動系バラシ その2】
2023年2月1日
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Vベルトの取付けがまずかったようで、プーリーボスが焼き付きました。
【YAMAHA NMAX125】 【駆動系バラシ その2】
先週の事ですが、
自分で新品に交換した「Vベルト・ウエイトローラー・スライドピース・クラッチ」。
初めてやってみた交換作業でしたし、作業終盤には日没近くで急いで取り付けました。
それから暫く乗っていた訳ですが、乗り始めから違和感がありました。
低速は何ら問題なく走行するものの、
50km位から妙な振動とイマイチその上が伸びない。
ほんの微弱な振動もシート下から伝わってきます。
リアタイヤが引きずって押すと重いです。
取り付けに不具合があったのかもしれないと心配になり、60以上の速度は控えてました。
早く開けて中の状態を確認したかったのですが、
仕事もあることだし中々時間もないし、そんなコンディションで150キロ程走ってしまいました。
そんな心配を抱えながら、昨日駐輪場からNMAXを引っ張り出したんです。
えっ! ぐにゃっとした感触・・・ ナンジャコリャ
よりによってこんな大事な日にパンクかよ。
まじヘコみ。 タイヤもへこんでるけど。
タイヤにエアを多く入れて、へこむまでにバイク屋に持ってくことにし、
クランクケースを開けてみた訳です。まず目に付いたのはVベルトのカスです。
何かやらかしたことは察しました。
多分プーリーだと思って外しにかかるが、プーリーボスが抜けない。
プーリーボスが抜けないと必然的にランププレートも外せません。
ヤバイ、ボスがシャフトにめっちゃ固着してます。
何回か外すの試みましたが頑として動きません。
無理に外そうとするとシャフトをダメにするかもしれない心配もあり、
あえなくバイク屋送りです。
バイク屋でプーリーボスを外す方法として、
機械の3本指みたいなのがランププレートの裏側から持って、
真ん中にある長い軸をグルグル回転させて手前に引っ張り出しました。
引き抜いた後のクランクシャフトは小さい金属片でザラザラしてました。
序にパンク修理までしてもらう。それからJAFのレッカーで帰宅。
そんなこんなで1日を終え、翌日に持ち越し。
固着の原因はプーリーボスの焼き付き。ボスの穴の入口に溶けたバリが付いてました。
バイク屋曰く、「まだ新しいボスだからバリとれば使えるよ」と言うことで、
ルーター使ってバリを取り除いてくれました。
クランクシャフトの根元にも焼き付いていた痕跡が残っていました。
プーリーボスの焼き付きを起こした原因は私本人であり、
先週の作業でVベルトの誤った取付けをしたからです。
セカンダリーシーブにVベルトを落とし込むのを怠り、
そのままプーリーボスに引っ掛けました。
そのままドライブフェイスをシャフトに差し込んでナットで締め付けました。
これやっちゃいけない事だと知っときながらやっちゃいました。
今更ですが、あの時は日没が近づきにつれ爆風。
都内は夕方から大寒波が来ると天気予報でやってました。
そんなことを聞いていたら焦るでしょ。
それを承知で作業した私がアホでした。
しかも手抜き工事だし。
翌日、バリ取ってもらった新品のプーリーボスをクランクシャフトに突っ込んでみた。
クランクシャフトの根元に焼き付きの跡(数ミリのイボ)が残っているので
これ以上根元までは入りません。
このイボはどうしたもんかと友達に聞いてみたところ、
サンドペーパーで地道にこすり落とすしかない。
はぁ? 何時間くらいかかるかな・・午後から仕事なんだけど。
ホームセンターにサンドペーパーを買いに行く時間もない。
取り合えず自宅内をDIY出来そうな小道具を探す。
コレ使えるかもと試してみる。
バフってもらちあかん。
で、硬さそうなツールで一気にイボ取ってみるか・・
イボどこころか微妙に陥没してしまったかも。
極少のザラツキがあるかもしれないが、触った感じ割とツルツルになりました。
プーリーボスも根元までスコスコは入るようになりました。
精度を極めなきゃいけない場所だけど、仕事が押し迫ってます。
急いで元通りに組み付けて、スクーターで職場に向かいました。
リアの引きずりが全くなくなりました。
若干の違和感もありますが普通に走れるようになりました。
80くらいまで問題なく加速していきますが、それから先の伸びがありません。
100まで加速してみましたが、その先はないような感じ。
7000回転くらいからアクセル戻してエンブレ効かすとゴワゴワ音する。
これってクラッチ側に問題があるような気がする・・・
来週またバラしてみよう。
しまい