駆動系をまたバラシてプーリーボスをチェック
【YAMAHA NMAX125】 【駆動系バラシ その3】
駆動系メンテはこれで三週目に突入。
先週はプーリーボスの焼き付きで、取りあえず対処して走れるようになりました。
そうでないと通勤号ですから困ります。
【YAMAHA NMAX125】 Vベルトの取付けがまずかったようで、プーリーボスが焼き付きました。【駆動系バラシ その2】
で、1週間乗って様子を見ました。
本調子までとはいかないが、法定速度だと普通に走れました。
しかし70くらいからアクセル戻してエンブレ効かすとゴワゴワ音がして
回転数がゆっくりとしか落ちていきませんでした。
80くらいから同じことをすると更にゴワゴワ音が大きくなる。
今度はクラッチ側の不具合であろう。
お昼くらいにサクサクっとクランクケースを開けてガン見しまくる。
これと言って異常はないようだった。
次に恐る恐るプーリー外してみたが固着はしてなかった。
でもクランクシャフトの根っこが赤茶に変色してる。
サビ?
にしてはここのところ雨降ってないしサビる環境は全くなし。
じゃ、これは何なん?
プーリーボスの穴側を確認すると、
やっぱ赤茶になってる。
粉っぽかったから指を突っ込んで拭くと何かが擦れた粉だった。
プーリーの穴が擦れたんだろうと自己診断をし、
擦り足りなかったと思われる焼き付きで出来たイボを
サンドペーパーで滑らからにしてみる。
作業前は、指の腹で触ってみるとツルツルする感触だが、
爪でなぞってみると若干引っ掛かりがある。ホント微妙にですよ。
でもプーリーボスは引っ掛かりなくスコスコ入る状態です。
作業は1時間くらい磨いてました。
磨き方は状態にもよりますが、耐水研磨スポンジで400番→600番で擦り、
次にピカールで磨いた後、パーツクリーナーで洗浄しました。
超極小だけどルーターで擦り過ぎたヘコミはあるものの、
爪でまんべんなくなぞっても引っ掛かりは無くなりピカピカに。
右側は今回外したボスです。
たかだか100キロ程度走っただけでまーまー使用感があります。
これを使うのはちょっと気が引けたので、
取りあえず過去に2万キロ使っていたボス(左側)を使うことにし、
早めに新品に交換します。
200キロ程使ったウエイトローラー(ドクプリ)の状態はこうでした。
同じところにマジックで塗ったように黒く跡が残ってました。
摩擦で擦れたらこうなんるんでしょうね。
プーリーを取付け、クランクケースを取付ける前にエンジン掛けてみました。
5000回転くらいまで回すと調子いい感じ。プーリー・クラッチも異常なし。
6000くらいから、ん?
7000くらいでアクセル戻すとクラッチがゴワゴワ音と振動が。
文頭で話した症状は全然改善されていませんでした。
ひょっとしてクラッチナットの締め付けがまだ緩い?
インパクトで締め付けたナットはこれでも不十分だったと思います?
角が若干なめそうな跡が残ってますし、そこそこ締め付けたつもりでいました。
ここから更にインパクトで締め付けてエンジン掛けてチェック。
するとゴワゴワ症状は少し改善されました。
やはりクラッチナットの締め付けが足りなかったようです。
更にインパクトで締め付けると完全にナットがナメてしまいました。
ナット【90170-12802】(クラッチナット 24mm)
このナットはメチャクチャなめやすいです。
外側の角どころか、内側のネジ溝もなナメてます。
仕方なく以前使っていたナットで締め付けました。
しかし、それまでもなめてしまう。
これ外すともう予備ないし、通勤にも乗れなくなる。
取りあえずこの状態でエンジン掛けてチェック。
もう少し締め付けが足りないよう。
すっ飛ばさなければ問題ないと曖昧な判断をしてクランクケースを取付けました。
いやいやダメでしょう。
ナットが緩くて空回りしするとクラッチアウターが壊れてしまう。
直ぐにバイク屋で純正クラッチナット2個とプーリーボスを注文。
もしやとホームセンターでも物色したがありませんでした。
部品が届くまではNMAXは動かすことが出来なくなる。
こりゃ困ったな~