NMAX125のクランクシャフトを修理しました 作業詳細と費用を紹介
2023年3月16日
Categories | バイク パーツ&グッズ バイク メンテ スクーター
NMAX125のクランクシャフトをバイク屋で修理しました。
その作業詳細と費用を紹介します。
先ずはクランクシャフトを修理(新品交換)しなければいけなかった経緯からお話しします。
ウエイトローラー交換の際に、プーリーを外すことのになりますが、
この時プーリーナット脱着でクランクシャフトのネジ山をナメてしまいました。
取り合えず応急処置としてプーリーナットが外れないように、
クランクシャフトに溶接してもらいました。
毎日の通勤に欠かせない足ですから。
ですが60キロくらい走ったところで、溶接したナットが緩んでしまい、
ドライブフェイスがクランクケースに干渉してカラカラと音がしました。
もう走行するのは危険だと判断し、乗り換えるか修理するかの二者一択を迫られる。
結論は修理する事にしました。
あくまでも自己診断ですが、
クランクを交換して干渉していたドライブフェイスも交換することになるであろう。
現状の状態をバイク屋で診断してもらい、見積もりを出してもらいました。
修理費用は¥84,729
バイク屋にバラした状態などの写真を撮ってくれないかとお願いしたら快諾。
作業工程を事細かく撮ってくれました。 その一部を掲載します。
クランクケースにドライブフェイスが干渉した痕跡あり。
干渉して数キロ走っただけでドライブフェイスがこの汚れ。
溶接したナット先端を切り落とす。
プーリーボスとランププレート(変形)は使い物にならず。
ピストン・燃焼室はカーボンが結構付着してました。
新品のピストンに交換してから1万キロでこの汚れ。
ピストン・燃焼室をきれいに清掃。
クランクバラシ その1
クランクバラシ その2
クランクバラシ その3
クランクシャフト交換
クランク取付け
修理詳細はこうです。
タケガワのランププレートは変形していたので純正品に新品交換。
この際にオフセットを兼ねたワッシャー(1mmくらい)を一番奥に1枚入れました。
これやっとかないと干渉するらしい。プーリーボスも新品に交換。
今まではセッティングでボスワッシャーを4枚入れてましたが、
一番奥にワッシャー1枚入れたことにより、
オフセットの兼ね合いで今回はバスワッシャーを1枚入れました。
純正のプーリーセンターナットはグランドアクシスと同じものを使用しています。
ですが、NMAXにこのナット使うと緩みやネジ山をナメてしまう恐れがあるそうです。
実際に我がNMAXもそうでした。
そこでゼネレーター(フライホイール)に使われいる純正ナットを
プーリーセンターナットに利用しました。
部品番号 90179-12004
この純正ナットは12mm程あり、緩み防止のコニカルワッシャーを使うことなく
しっかり締め付けられる強化ナットだそうです。
以上、クランク交換作業の内容でした。
外した部品を紹介します。
クランクシャフト(クランクシヤフトアセンブリ 部品番号 2DS-E1400-00)
シャフト先端のネジ山がなめてしまったことで修理に至る。
ランププレート・ドライブフェイス
その他の小部品
詳しくは動画にもありますのでご覧下さい。
某バイク屋に預けていたのは10日程でした。
精密機械のクランクですから、念のために慣らし運転は100キロくらいだそう。
また、エンジンオイルも汚れやすい状態につき、
早めに交換した方が良さそうとアドバイスありました。
今回の修理ついでにリコールが2つ出てたのでそれも交換しました。
その件は別に記事ります。(カムチェーンテンショナー・リフレクター)
しまい
コメントを残す